放射線科
部門紹介
最新の医用機器を活用し、安全で質の高い医療を提供します。
当科は、診療放射線技師6名で一般撮影、X線透視、CT、MRI、マンモグラフィー、骨密度等の画像検査業務を行っています。医療機器はデジタル化され、PACS(画像保存通信システム)の運用により高精細モニタによる診断も行われています。ハード面だけでなく、良質な画像を提供するため各種認定の取得や医師との症例カンファランス等、知識・技術の向上に努めています。また、患者様に安全かつ安心して検査を受けていただけるよう心がけています。
主な業務内容
画像検査業務(一般撮影、X線透視、CT、MRI、マンモグラフィー等)
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一般撮影
X線を用いた一般撮影では、新たにFPDを導入し、胸部、腹部、椎体、関節など全身の撮影を行っています。部位や症状によっては、診断価値を高めるために多方向からの撮影を行います。
一般撮影装置(キャノンメディカル)
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X線透視
透視検査は、FPD搭載装置を使用し、人体を透過したX線をモニタで観察しながら撮影します。
主として、バリウムを使用した胃や大腸の消化管検査や嚥下造影検査を行っています。
主として、バリウムを使用した胃や大腸の消化管検査や嚥下造影検査を行っています。
X線TV装置
(キャノンメディカルRaffine-i)
胃透視画像
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X線CT
X線を利用して身体の内部を画像化する検査です。
画像処理を行うことで任意の断面を作成することが可能です。検査時間は、5~15分程度です。
検査の目的によっては、造影剤を使用する場合があります。
画像処理を行うことで任意の断面を作成することが可能です。検査時間は、5~15分程度です。
検査の目的によっては、造影剤を使用する場合があります。
80列マルチスライスCT装置
(東芝メディカルAquilion PRIME)
頸部3DCTA
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大腸CT検査
患者様にとって苦痛が少なく受け入れやすい検査を目指し、大腸がんの早期発見に努めています。
大腸CT検査は、2013年4月より開始し、2022年5月現在までに2000例実施しております。
検査費用は、他の大腸検査で大腸悪性腫瘍が疑われる場合に健康保険適用となります。
自己負担3割の方で約7000円です。
大腸CT検査は、2013年4月より開始し、2022年5月現在までに2000例実施しております。
検査費用は、他の大腸検査で大腸悪性腫瘍が疑われる場合に健康保険適用となります。
自己負担3割の方で約7000円です。
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心臓CT検査
造影剤の静脈投与と心電図をとりながら心臓に酸素や栄養を送る冠動脈を
撮影します。主に虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の早期発見と
カテーテル手術(血管拡張術)・心臓バイパス手術後の定期検査を実施
しています。
撮影します。主に虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の早期発見と
カテーテル手術(血管拡張術)・心臓バイパス手術後の定期検査を実施
しています。
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MRI
MRIは、大変強い磁場を利用した装置で全身の様々な断層画像を撮影することができます。CTと違いX線による被ばくがありません。また、造影剤を使用せずに血管を描出することができます。
1.5T MRI装置
(東芝メディカルVantage Titan)
頭部MRA(脳動脈瘤)
検査時の注意事項
MRI検査室は、常に強い磁場が発生しています。安全に検査を行うために以下に該当する物は検査室に持ち込むことは出来ません。
次に該当する方は、検査が出来ない場合がありますので事前に必ず医師、診療放射線技師にお知らせください。
MRI検査前に検査着へ着替えていただきますが、ヒートテックに代表される機能性肌着は、発熱し火傷の可能性がありますので、着用されている方には脱衣をお願いしています。
- 金属類(ヘアピン、アクセサリー、メガネ、時計、鍵など)
- 磁気を帯びたもの(キャッシュカード、クレジットカード、定期券など)
- 貼布薬(ニトロダーム、ニコチネルパッチなど)
- その他(補聴器、携帯電話、義歯、湿布、カイロ、カラーコンタクトレンズなど)
次に該当する方は、検査が出来ない場合がありますので事前に必ず医師、診療放射線技師にお知らせください。
- 心臓ペースメーカー、埋め込み型除細動器を使用している
- 人工内耳を使用している
- 磁力により装着する義眼
- 妊娠しているまたはその可能性がある
- 手術の既往があり、体内に金属性の物を埋め込んでいる
- 磁石を使った入歯やインプラント
- 閉所恐怖症である
- 刺青、アートメイクをしている
MRI検査前に検査着へ着替えていただきますが、ヒートテックに代表される機能性肌着は、発熱し火傷の可能性がありますので、着用されている方には脱衣をお願いしています。
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マンモグラフィー
マンモグラフィーとは、乳房専用のX線による検査で、乳房を圧迫板ではさみ、薄く引き延ばして撮影します。
2021年に新たに導入したマンモグラフィー装置は、撮影時の疼痛が非常に少ない機器です。
当院では、女性の診療放射線技師が撮影いたします。(検診マンモグラフィー撮影認定技師 2名)
2021年に新たに導入したマンモグラフィー装置は、撮影時の疼痛が非常に少ない機器です。
当院では、女性の診療放射線技師が撮影いたします。(検診マンモグラフィー撮影認定技師 2名)
最新デジタル画像による高画質診断検査
圧迫圧力を分散することで均一で鮮明な画像が得られ、微小石灰化、腫瘤など手で触っても分からないような乳がんの早期発見が可能です。
利点
- 撮影時間が短く負担がかかりません。(15分~20分程度)
- 乳房を徐々に圧迫し痛みを軽減させます。
注意事項
以下に該当する方は、検査を受けられない場合があります。
- 妊娠または妊娠している可能性がある方
- 豊胸術、乳房再建術を受けたことがある方
- ペースメーカー、ICD(埋め込み型除細動器)、CVポートなどの医療器具を挿入されている方
- 授乳中の方
マンモグラフィー装置
(キャノンメディカルPe・ru・ru™)
乳腺外来のご案内
乳腺専門医師による診察は、第1、第2、第4、第5火曜日午前となっております。予約が必要となりますので外来受付またはお電話でお問合せください。
当院ではマンモグラフィー検査は、随時受け付けております。当日も検査可能ですので、気になる方は、外来受付までお問合せください。
当院ではマンモグラフィー検査は、随時受け付けております。当日も検査可能ですので、気になる方は、外来受付までお問合せください。
症例カンファランス
毎週、診療放射線技師と臨床検査技師の合同症例カンファランスを植西憲達医師(藤田医科大学救急総合内科教授)と行っております。
認定取得
X線CT認定技師 | 1名 |
検診マンモグラフィー撮影認定技師 | 2名 |
胃がん検診専門技師 | 2名 |
胃がんX線検診読影部門B資格 | 1名 |