心臓CT検査
従来、心臓に酸素や栄養を送る冠動脈の状態を知るためにはカテーテル検査で造影するしかありませんでした。
しかし、CT技術の進歩により、今まで不可能であった心臓領域の検査が可能となりました。
当院では、マルチスライスCTの導入により心臓CT検査を実施しています。検査時間は、おおよそ20~30分です。
しかし、CT技術の進歩により、今まで不可能であった心臓領域の検査が可能となりました。
当院では、マルチスライスCTの導入により心臓CT検査を実施しています。検査時間は、おおよそ20~30分です。
ページ内目次
心臓CT検査でわかること
冠動脈が細くなり、心臓に十分な酸素が送れなくなることによって
起こる狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患の早期発見や、心臓バイパス手術を受けた方は、定期的にカテーテル検査を受けなければいけませんでしたが、CTで検査が可能となりました。
起こる狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患の早期発見や、心臓バイパス手術を受けた方は、定期的にカテーテル検査を受けなければいけませんでしたが、CTで検査が可能となりました。
検査の流れ
1. 検査前
- 食事は、検査4時間前までにお済ませください。(ただし、水分摂取はいつもどおりで結構です。)
- 心拍を抑えるお薬を90分前に服用していただく場合があります。
2. 検査中
- 心電図のシールを貼り、末梢血管拡張作用のあるお薬を舌下へ入れて溶かします。
- 脈が速い方や不整脈のある方には、これらを抑えるお薬を点滴内に投与する場合があります。
- 造影剤を静脈注射します。注入時、全身が熱く感じますが、一時的なもので心配ありません。
- 撮影には、10~15秒の息止めが必要です(複数回)
3. 検査後
- 水分制限のない方は、造影剤の排泄を促すためいつもより少し多めの水分摂取を心がけてください。
- その他、普段通りの生活をしていただいてかまいません。
心臓カテーテル検査と心臓CT検査の比較
心臓カテーテル検査 | 心臓CT検査 | |
造影方法 | 手首または足の動脈 | 腕の静脈 |
造影剤アレルギーの危険性 | あり | あり |
検査時間 | 約30分 | 数秒間(息止め時間) |
入院 | 原則入院が必要 | 外来(検査後は帰宅できます) |
費用(3割負担) | 5~10万円位 | 1万円位 |