回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟とは
脳血管疾患又は大腿骨頸部骨折等の患者に対して、ADL(日常生活活動)の向上による寝たきりの防止と家庭復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に行うための病棟であり、回復期リハビリテーションを要する状態の患者が常時8割以上入院している病棟をいいます。
対象疾患と入院期間
対象となる疾患 | 病棟に入院できる期間 | |
---|---|---|
1 | 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症又は手術後、義肢装着訓練を要する状態 | 150日 |
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 | ||
2 | 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態 | 90日 |
3 | 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態 | 90日 |
4 | 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態 | 60日 |
5 | 股関節又は膝関節の置換術後の状態 | 90日 |
6 | 急性心筋梗塞、狭心症発作その他急性発症した心大血管疾患又は手術後の状態 | 90日 |
当院の実績
当院(R3.10~R4.3) | 全国※1 | |
---|---|---|
病床数 | 24床 | *** |
施設基準 | 回復期リハビリテーション病棟入院料(Ⅲ) | *** |
在宅復帰率 | 84.8% | 78.6% |
実績指数※2 | 42.85 | 41.8(中央値) |
リハビリ平均単位※3 | 7.28単位 | 6.36単位 |
平均在院日数 | 82.1日 | 67.5日 |
退院時の日常生活自立度 | 5.6点 | 3.5点 |
疾患割合 | 脳血管疾患 42.86% 運動器疾患 51.79% 廃用症候群 5.35% |
*** |
リハビリスタッフ数 (他病棟含む) |
理学療法士 22人 作業療法士 9人 言語聴覚士 4人 |
*** |
※1 令和3年のデータより
※2 ①退棟時のFIM得点(運動項目)から入棟時のFIM得点(運動項目)を控除したものの総和
②入棟から退棟までの日数を、当該患者の算定日数上限で除したものの総和
→①/②=実績指数
※3 20分間リハビリテーションを実施した場合に1単位と計算
※2 ①退棟時のFIM得点(運動項目)から入棟時のFIM得点(運動項目)を控除したものの総和
②入棟から退棟までの日数を、当該患者の算定日数上限で除したものの総和
→①/②=実績指数
※3 20分間リハビリテーションを実施した場合に1単位と計算
当院の回復期リハビリテーション病棟の特徴
チーム医療の充実
医師、薬剤師、看護師、介護士、リハビリ専門職、管理栄養士などチームで入院患者様をサポートします。
手厚いリハビリテーションと看護
病床数が比較的少ない(24床)ため、リハビリテーションも充実し(平均2時間以上/日)、病棟での看護も手厚く実施できます。
退院後のサービス
※ほかにも様々なサービスがあります
訪問診療
医師が居宅や施設に定期的に訪問して行う、計画的・継続的な診療です。
訪問看護ステーション
看護師が居宅にうかがい、医療処置や療養上の世話を行います。
訪問リハビリテーション
理学療法士等が居宅にうかがい、自立生活や障がいの重度化予防を図ります。
通所リハビリテーション
病院で行う短時間の通所リハビリテーションと、老人保健施設で行う通所リハビリテーションを揃えています。